こどもの森ほいく舎
神奈川県横浜市西区平沼1-40-17
モンテベルデ横浜2階
TEL:045-290-5356  FAX:045-290-5357
Email:info@kodomonomori.com

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日 時 2008年6月8日
本 文 こどもの森ほいく舎のホームページに訪問してくださった皆様、こんにちは。久しぶりに「時々記」の入力をやっていこうと思います。(長い間楽しみにしてくれていた皆様、本当におまたせいたしました)
私は、こどもの森ほいく舎の園長、そしてその運営母体企業である有限会社アビリティの代表を務めております、石尾ひとみです。園長といっても、園には頼りになる施設長が重鎮しておりますので、一日のうち園にいるのは日によりますが、あまり長い時間ではありません。20代の頃からフリーランスで仕事をしてきた私は、現在も調査・執筆・編集ほか、他者からの依頼によるマーケティングプロジェクトに参加するなどし、どちらかというと、園のなかにずっといる、ということより、世間を歩きまわって情報を集め、園がより良い環境になるような方向に努力をしている、という感じでしょうか。
20代の頃にシンクタンクの調査員として仕事をしていた時期があり、その頃から自分のテーマを「女性市場」と考えていましたので、自分自身の子育て、仕事との両立の経験を経て、こどもの森ほいく舎の直営に到ったのは、天から自分に与えられた道筋であったように感じています。平成20年、こどもの森ほいく舎の開園から、8年目を迎えました。いよいよ10周年という日の到来を間近に感じる今日この頃の心境を、この「時々記」に書いていきたいと思います。時々ね。
日 時 2005年11月30日
本 文 今年もいろいろな出来事が過ぎ、もう12月を迎えようとしています。夏が過ぎた頃から、早かったですね〜、私の感覚としては。10月24日に「第二回すばらしい仲間たち〜横浜市長・中田宏氏とともに話そう〜」を開催いたしました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。子ども達が生きていく未来の社会をよりよくするために、一人一人がどう社会にかかわっていくか、どんな意識をもってしかるべきか、、、、。テーマを前にして中田氏にご登場いただいた約60分間では、議論というよりも問題の入り口に立っただけのことだったかもしれません。また、月曜日の19時からの開催ということで、働き盛り世代の方々から「行きたいけど、この時間に仕事から離れるのはとても無理」という声も多く届けられました。ご参加いただいた皆様の後ろに、何倍もの人々の熱い思いと視線を感じました。
今、世の中で耳を疑うような問題や事件が起きています。当事者が自分の責任を回避し、他社の非を指摘する必死の姿には何か悲しいものを感じます。日本が長い歴史の中で育んできた倫理観がこれほどまでに姿を変えてしまったことに愕然とさせられます。もう一度、社会を形成する私たち一人一人がしっかりと自覚をもち、どんな些細な行動をとるにあたっても常に自分の頭と心を 使って判断することをしたら、建て直しもできるのではないでしょうか。
個々の状況は決して楽ではないというのが、今の日本の実態だと思います。しかし、こんな時代にこそ、易きに流されることなく自分の等身大の「今、社会のために私ができること」に意識を集中させ、地に足をつけて生活していくことが大切だという気がします。
日 時 2005年6月19日
本 文 さて、久しぶりに私のプライベートなことを書いてみようかと思います。私には中学2年生の息子がいます。私はこの子を生んだことで、育児について考えるようになり、いろいろな場で発言するようになったことから現在の事業へとつながってきました。生まれた時には、2000グラム足らずの低体重児だった息子ですが、現在は私より10センチも身長が高くなり、斜め上から野太い声で「おふくろ」なんて呼ばれてしまうようになりました。最近、ギターに夢中になっています。以前にも時々記で書いたことがあると思うのですが、私はジャズソングを歌っており、家でヴォイストレーニングをするのですが、息子が幼い頃は「うるさいからやめて」と言われることもしばしばでした。よく眠ってからこっそり歌ったりしたものでした。それが今では音楽に関することをいろいろ質問してくるようになり、我が家はマンションの一室ですが、エレクトリックピアノ、アコースティックギター、エレアコギター、自宅練習用の小さなギターアンプなど、いつのまにかちょっとしたスタジオみたいになってきました。楽典、コードブック、ソングブック、レコード(古い!)、CDなど、私の長年の趣味(かれこれ30年以上でしょうか)のせいで、資料も豊富です。それでも新しい音楽シーンについては息子に教えられることが多く「え、知らないの?」などとつっこまれてしまうことも。息子はようやくコード譜を見ながら演奏できるようになってきたので、私の歌伴ができる日も遠くないかもとワクワクしている今日この頃です。どうしてこんなことを書いているかというと、私自身、この頃の息子を見ていて、子どもが育つ環境のなかで文化がどれほど大切かということを改めて感じさせられているからなんです。音楽に限ったことではありません。文化とは、精神の働きにより生み出されたものだと思います。音楽といえばカラオケ、情報といえばテレビ、、、。大人がそんな文化の中で生活をしていたら、子どもたちの精神はどう育ち、どう働いていくのでしょうか。私は意地で音楽を続けてきたのではなく、まして、息子の教育のために続けてきたのでもなく、それをやらずにはいられなかったから続けてきたのです。嬉しい日はもちろん、辛い日も、悲しい日もたくさんありましたが、音楽はいつも心を満たしてくれました。中学2年という息子の年齢を考えると「勉強!勉強!」と口を酸っぱくして言わなくてはいけない時期なのかもしれません。けれども私はあまりそれをしたくはなく、ギターに夢中になっている息子を見てどこかほっとしています。好きで好きでたまらないことに出会えた人生って、幸せじゃありませんか? 我が家は母ひとり子ひとり。そんな環境もあってか、反抗期にありがちな乱暴な言葉づかいもなく「ちょっと聴いてみてよ」とギターを弾き意見を求める息子と、それに対して真剣に辛口なコメントを返す母です。今、私達を強く結びつけてくれているのは、音楽という私の中で大切にしてきた文化なのです。
日 時 2005年3月12日
本 文 今年度もそろそろ年度末です。私は毎年、修了式にはどうしても涙が出てしまうんです。決して広くもない私たちの園のホールで行いますが、一年前にできなかったことが今は堂々とできるようになった子どもの姿を見たり、その成長を祈るような気持ちで見守ってきた保護者の皆さんの顔が一斉に集まり、そこは「愛情」以外の何ものも入る余地のない神聖な時に包まれます。三寒四温のこの頃の外気にふれると、あぁ今年もその季節がやってきたんだなぁと感慨深いものがあります。最近は映画や本を読んでも、涙をポロポロ流すことって少なくなりました。毎日の吹き飛ぶようなスピードのなか、感動に身をゆだねる時間がないというのが本当のところかな。でも、修了式そして始業式の感動には、最後の一滴が乾ききるまででも涙を流していいと思っています。子どもたちが健やかに成長してくれること、それこそが私の生きがいなのですから。
日 時 2005年1月5日
本 文 あけましておめでとうございます。新しい年がはじまりましたね。いつも「はじまり」というのは、とてもワクワクするもの。今年はどんな出来事、どんな出会いがあるのかと、考えるだけでワクワクします。
この頃、小さな喜びほど大切なものはないなとつくづく感じます。「あぁ、おいしかった」「楽しかったね」「あったかいね」「よかったね」そんな小さな小さな喜びをたくさん集めて、幸福な人生というものがあるような気がします。2005年、私もどれだけたくさんの喜びを集められるかにこだわってみたいと思います。
このホームページを見てくださっている皆様、そして、こどもの森ほいく舎にかかわる全ての人々、それから、世界中の人々が幸福な2005年を迎えたことと祈ります。
日 時 2004年11月8日
本 文 いよいよ立冬を迎え、本格的に冬支度をはじめる季節になりましたね。今年は初夏から台風がいくつもきたので、その度に気圧の変化から体調を崩してしまう子どもの数が多かったように思います。喘息のある子は特に、気圧の変化にともなって発作を起こしてしまうことがあります。天気予報を見ながら「今日は欠席児童が多くなりそう」「明日から、○○ちゃん、△□くんは登園できそうだ」などと考えております。というのも、私も子どもの頃は喘息の傾向があり、母におんぶされて国立小児病院に通った記憶があるからなのです。また、13歳の時にひどい風邪にかかり、それ以来、今も風邪の後期の咳がひどく、一度出始めると大変なのです。夕方、ひとつ「コホン」と咳が出ると、もう寝るまで止まらなくて。いいえ、寝ても咳で起きてしまい、結局身体が休まらないので、いつまでも風邪が治らないという悪循環。それが近年、漢方の薬で自分にあっているものに出会い、今は本当に楽になりました。当園をご利用の方にはおなじみの「かげしま医院」の処方です。子どもの頃は、必ずといっていいほど風邪をひいて体調を崩していた11月。年齢とともに、自分の身体とのつきあい方がわかってきたのか、夏仕様から冬仕様への切り替えもうまく調節できるようになってきました。年を重ねるって、悪くないものです。
日 時 2004年9月18日
本 文 まだ日中は蒸し暑い陽気が続いていますが、明け方はすっかり秋の空気になりましたね。今年は子どもたちと夏を満喫しました。その分、少しデスクワークがたまってしまって、今はおとなしくパソコンに向かって仕事をする日が続いています。温暖化で夏が長くなったせいか、秋はきたと思うとすぐに去ってしまうようで、寂しさを感じます。私は自宅と園との往復や、銀行・郵便局へ行く道、園で必要なものを買い物に行く道、そんな生活のなかのちょっとした移動時間に思いっきり空を見上げ、この心地の良い季節をいっぱいに感じ、自分の身体に取り込むようにしています。10月からはいよいよ平成16年度も後半になりますね。4月に入園した子どもたちも、すっかり園での生活に自信をもって過ごしています。変わりゆく季節のなかで、子どもたちが日々成長していく。人間も自然の一部なのだとつくづく感じさせられます。私たち大人も成長しつづけなくてはね。
日 時 2004年8月4日
本 文 いつも楽しみにしていてくださる皆様、本当にごめんなさい。なかなかゆっくりパソコンに向かう時間もなく、ゴールデンウィークから一気に夏休みのど真ん中になってしまいましたね?! しかし、今年はなんと充実した時間を送っていることでしょう。朝から保育園児とあいさつ、そして時に幼児園のアクティブな活動の支援、そして午後には元気な学童児の登園、夏休み期間は学童児を連れて屋外プールや博物館へ出かけたり。ECCジュニアの教室ではオール・イン・イングリッシュのレッスンが目白押し。夕方から中学生や大人向けのレッスンを終えると、すっかり夏の日も暮れ、私も心地よい疲労感が。そうそう、ECCジュニア横浜平沼こどもの森教室は、なんとECC本部より「優秀教室賞」をいただくことができました。表彰状をもらうなんて、大人になってからはあまり経験がなかったな。そんな中、私自身永い間の目標をひとつ達成することができました。それは、「富士山登頂」です! 日本人として、一度は立ってみたい場所、それは「富士山の頂上」そう思うのは、私だけではないはず。7月中旬から9月中旬までとシーズンが短いうえ、梅雨明けがずれ込んだり、台風が着たりするとなかなかタイミングが合わなくなってしまうので、仕事とのかねあいもあり、昨年は見送ってしまいました。が、今年は気圧も安定していて、予定が立てやすかったこともあり、7月23日の夜から登りはじめ、素晴らしい星空に包まれつつ、御来光は八合目で迎えました。頂上に着いたのは、朝の7時。なんとさわやかで、なんと達成感に満ち、なんと大きな感動を味わったことか。こんなにも自分の限界に挑戦したのは、いつ以来だったか。成長の証にと一緒に登った息子は、残念ながら今回は八合目で休憩を取ることになってしまい、一緒に頂上に立つことはできませんでした。でも、それも一つの経験です。また一緒に行こうと思います。それから、学童児たちがもう少し大きくなったら、小学校卒業前にチャレンジさせてあげたい。今、よちよち歩きの保育園児たちももちろん、いつかは。私も毎年、夏の富士登山をひとつの節目として、それが続けていける身体を保つようにしていきたいなと思います。夏、楽しんでいますか?
日 時 2004年4月30日
本 文 新年度がはじまり、ちょうど一ヶ月が過ぎて少しほっとしたところです。3月から4月にかけては寒暖の差が激しくて、私も風邪をひいてしまいました。幸い寝込むようなことはなかったのですが、長引いているのが気になります。ゴールデンウィークこそは、この風邪を退治してしまわなくては。
それにしてもあっという間に季節が過ぎ去るのと同じように、子どもたちが成長するのも早いもの。昨日できなかったことが今日はもうできる。そして、子ども自身がその喜びを全身で表している。そんな場面に囲まれて毎日を過ごしていることが、なによりも私の幸福です。自分で自分のことが好きでいられることや、まわりの人と仲良くお互いを思いやって暮らすこと、そのうえ、自分の能力を発揮し、何かの分野で自分が輝く座標を見るけてゆく…。大人になってゆくって、キラキラした道のりですね。私たち大人の存在は、子どもたちにとっての「道しるべ」。まずは、大人たちが生活を楽しんでいる姿を見せていかなくてはね。
日 時 3月4日
本 文 3月雛の節句も過ぎ、本格的な春の訪れももうすぐそこ。毎年、この季節にこうして寒のもどりがあるのも日本の四季のおやくそくです。土の中では春の芽はもうすぐそこまで伸びてきていますね。ところで、4月よりわがこどもの森ほいく舎では、新たに幼児園と学童園を開園します。幼児園では3・4・5歳児を対象とし、就学準備のための学習や五感を刺激する楽しい生活体験をしていきます。学童園は小学生を対象とし、子ども一人一人の「ただいま!」の声をリアルタイムに受けとめていきます。学校の宿題や翌日の準備をし、あまった時間のなかで中長期をかけて取り組む目標課題にむけての体験をしていきます。親が自身の人生目標に向けて邁進し続けることが、子どもにとって最高の家庭環境です。職業を通じて人生目標を真っ当しようとする親にとっては、保育園をはじめとし育児のパートナーの存在が不可欠です。0歳の産休明けから小学校を卒業するまで。子どもの個性によっては小学校の高学年になれば一人でのお留守番もできるようになるでしょうが、緊急時や災害時のこともふまえて、子育てプランを立てるとき、一人でも多くの方の育児の手助けができたら、と思っています。さて、話はかわってファインディング・ニモでしたね。私はピクサーが制作したすべての長編作品を見てきました。トイストーリーにはじまり、芸術展にエントリーした2〜3分の作品もほとんどです。私は今、正直に言うと、ディズニーの長編アニメ作品にはあまり魅力を感じなくなっているのですが、ピクサーの作品はどんなことがあっても見逃すわけにはいかないと感じ必ず見ています。ウォルト・ディズニーは言わずもがなディズニーの創立者ですが、私の尊敬する人物の一人で、自伝をはじめ他の方が書いたウォルトの記録も手に入るものはほとんど読んできました。今、ディズニーの長編アニメ作品になくて、ピクサーの作品に溢れているものこそ、ウォルトの持っていた心だと思うからです。ディズニーアニメの初期の作品に、「わんわん物語」があります。あの作品の中で、子犬がドアを閉めようとし、うまく閉められずに頭をぶつけて目をまわすシーンがあるのですが、そのシーンを作るだけで、数名の技術者が一年近くをかけて作ったという話があります。うまく描写できないなら、別に子犬がただドアを閉めただけでも、物語の進行上は何も変わりありません。でも、見る人の心が少しでも躍るようにと、作品のあちこちにそんな遊び心をふんだんに盛り込んだのがウォルトのハートなんです。もちろん、お笑いのための小細工などでなく、本筋のストーリーで大きな感動を与えてくれるのです。ピクサーが作っている作品は、オール・コンピューター・グラフィックスですから、ウォルトが手がけた時代のアニメーション作品とは制作期間も手法もまったくといっていいほど違いがありますが、かわらずに受け継いでいるもの、それはそんな遊び心と見る人への愛なんだな、といつも感動します。現代で多く見られる主人公マーリンのような心配性の父親はたくさんいます。映画館では、子どもたちがかわいいニモの冒険に心躍らせるすぐその隣で、親たちがそっとハンカチで目じりを押さえる姿が多く見られたことでしょう。生き物を描いて人間の生きる姿を照らし出す手法は、バグズライフ以来で、私の大好きな作品のひとつになりました。また、スクーバダイビングを長く楽しんできたダイバーとしても、水中の波動の描写には、もうアゴがはずれそうになるぐらいビックリさせられました。こんな面倒なこと、よくやったな〜と。でも、観客がこうして喜ぶこと、そのために長い年月と技術を集結して、この作品に命をかけてくれた人々がいたからなんですね。その人々に何かしらの影響を今も与え続けている、ウォルト・ディズニーという人物に、Thank you! と伝えたい。そんな作品でした。